お尻のおでき・せつ・癰(よう)

お尻のおできは病院へ

お尻のおでき・せつ・癰(よう)

おできの元

明らかにニキビとは違う、赤く腫れて飛び出したかたまりは、「せつ」と言ういわゆる「おでき」です。
痛みが出てきたり、触ってみるとしこりのようなものがあります。

また「せつ」は一個所のおできですが、複数の毛穴につながって拡がったものは、「癰(よう)」と言います。

飛び出したかたまりのてっぺんに、膿がたまって、炎症のピークに達しますが、そのうち柔らかくなって、膿は流れ出してきます。
穴のあいたようなあとが残りますが、そのうち治ります。

小さなおできが一回できたくらいなら心配ないですが、拡がったり何度もできるようなら皮膚科へ行って、炎症を抑える抗生物質を処方してもらいましょう。
膿がひどい場合は、針で穴を開けたり切開したりして、出してしまうこともあります。

ニキビの炎症は「アクネ菌」によるものですが、おできは「黄色ブドウ球菌」の毒性によるものです。

黄色ブドウ球菌は、健康な身体でも毛穴や鼻腔(鼻の穴)などに存在している、「常在菌」です。
ですから普通は炎症を起こすことなどないのですが、小さな傷口など(お尻の場合は下着との摩擦で傷つくこともある)から繁殖して炎症を起こし、おできになります。

また、おできにもなっていないくらいの、ぷくっとしたものは、ニキビと区別がつきにくいですが、「毛包炎」というものもあります。
毛包炎は、毛包という毛根を包んでいる部分に、主に表皮ブドウ球菌が感染したもので、この程度なら自然に治るので心配ありません。

しかし、黄色ブドウ球菌も繁殖しておできに発展する場合もありますので、ケアが必要です。
症状が軽いうちに原因を取り除いておくことをお薦めします。

ちなみに黄色ブドウ球菌は、繁殖する際にエンテロトキシンという耐熱性の毒素も作り出しますので、これらが食品に触れて汚染されると、食中毒の原因にもなります。
加熱すれば菌自体は死滅しますが、エンテロトキシンは活性を失うことがありません。

おできが潰れた膿に触れた手で、食品を触ったりすると危険ですよ。
        

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